設備費用を支出する時に悩むリースか購入かという問題

設備は購入かリースか?

飲食店を経営するには実店舗が必要になりますよね。
店舗だけでなく内装や設備、什器の支出というのもかなり費用がかさみます。

 

あなたのお店ではそういった時に購入していますか?それともレンタルやリース契約ですか?
ただ何となくで契約していらっしゃる方は注意した方が良いですよ?

 

こちらでは資産の購入とリースなどのその他の購入方法について節税の観点からはモチロンですが、資金繰りの観点からも見ていきます。


設備購入のメリットデメリット

一番最初に思いつくのが資産として購入するという方法です。

 

とはいってもスタートアップで新たに飲食店を開業する場合には自己資金ですべてまかなうという方はあまりいらっしゃいませんね。
仮に購入という形態をとるにしても日本政策金融公庫の開業融資や都道府県の保証協会付きの融資を受けて資産を購入する事が多いですね。

 

設備購入によるメリット

メリット1:自分のものになる

何と言っても購入による形態は設備が自分の資産となる事でしょう。
自分の資金を投入するのですから自己の資産となります。

 

仮に事業がうまくいかなくなった場合には購入した資産は売却に回す事が可能ですね。
これが後に出てくる他の方法だとこうもいきません。

メリット2:購入が一番値段が安い

また、購入するという方法が値段的には一番安く済みます。
というのもレンタルやリースは手数料が価格に上乗せされますから、トータルの金額で見ると購入の方が驚くほど安い場合も多いですよ。

メリット3:購入は交渉しやすい

購入する場合には他の方法と異なり、メーカーや販売店との価格交渉も可能ではあります。
これがリースなどの場合にはもう金額が強気に決められている場合も多いですからね。
さらに現金支払いなどにすると値引きもしてくれる可能性もあります。

 

購入によるデメリット

デメリット1:一番は資金繰りの悪化

やはりここが一番の難点でしょう。

 

一番支出がある時こそ資金がないという場合が多いです。
無理して資産を購入するといきなり資金ショートで閉店なんて事もあり得ます。

デメリット2:資産に税金がかかる

購入したという事は自己の資産がメリットでもありデメリットにもなります。

 

固定資産税や償却資産税という税金がかかる事になります。
土地や建物だけでなく、エアコンや空調設備、給排水設備なんかも対象になります。

 

飲食店だとその税金も馬鹿になりません。

デメリット3:修理や契約の手間が面倒

購入すると自己の資産ですから責任も自己になります。

 

何か破損してしまったとか契約を行う時なんかもすべて自分で行う必要がありますね。
これはかなり時間も手間も取られます。ただでさえ営業時間中は忙しいのにそういった事で時間を取られるのが耐えられないという経営者さんも多いです。

設備をリースで取得するメリットデメリット

続いて見ていくのがリース契約による場合です。

 

そもそもリースもその契約の形態によって税務上の処理方法(減価償却)が異なるんですよ。

 

まずは大きく分けて2つに分かれます。

  • ファインナンス・リース
  • オペレーティング・リース

上記のうちファイナンス・リースはさらに所有権移転リース所有権移転外リースに分かれます。

 

リース契約のメリット

メリット1:支出を遅らせる事が可能

リースの一番のメリットは初期の支出金額を抑えられることでしょう。
特に開業時は自己資金や法人の資金少ないでしょうから、心理的な負担はかなり軽減されます。

 

また、リース料は一定なので将来的な予測をしやすいとも言えますね。

メリット2:税金がかからない

購入のところでお話したように自己の資産であれば固定資産税や償却資産税がかかります。
しかし、リース契約であればこれらの税金はリース会社が払います。
使っているのは自分なのに税金を支払うのはリース会社と思うとありがたいですね。

 

さらには税金を払う事がないのに加えて償却資産税の申告自体が不要です。

メリット3:事業をたたむ場合も処理が楽

これは最悪の場合ですが、飲食店事業をやめる事になったとしても、リース契約だと設備を引き取るのはリース会社となります。

 

これが自己の資産である場合には自分で処分をしなければいけません。
売却先を見つけるのも大変かもしれませんし、買いたたかれてさらに落ち込むような事も避けられます。

リース契約のデメリット

デメリット1:トータルの金額が高くなる

リース会社もボランティアでやっているワケではありません。
「手数料」のような名目で本来の金額に加算されているので、購入に比べれば設備の金額は高くなります。

デメリット2:リース契約できないこともある

これは実際にお客様で私が経験した事もあるのですが、リースというのは購入と異なり法人や個人の審査があります。過去にローンや税金の滞納をしていてリースの審査落ちしてしまう事も…。

 

こういった場合にはリース契約はできないのでどうにか購入する方法を考えるしかないかなと思います。

デメリット3:中途解約が不能や修理代が自分持ちの契約もある

リースだからいつでも気楽に契約をやめれば良いかというとそうではありません。
大抵の場合は中途解約が不能です。もし解約する場合には多大な違約金がかかるという事も。
これはある種リスクではありますよね?

 

また、リース契約は自分の資産ではないのですが、修理代はすべて自分持ちという場合もありますよ。その辺も勘違いしていると痛い目を見る場合があります。

飲食店が節税を考えて設備を購入する場合のまとめ

以上で設備を取得する場合の方法をご紹介しました。

 

税金のメリット的には中古資産であれば減価償却が早くなります。
ただ、最初からボロボロの中古設備を導入して修理代がしょっちゅう発生して後悔という経営者もいらっしゃいます。

 

また、税務的なメリットだけでなく導入する設備によっては補助金や助成金の対象になっている事もありますよ。

 

ぜひとも飲食店に強い税理士を味方につけてあなたの経営も改善すると良いですね!

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